2010年10月3日日曜日

【Perl】Twitterのお気に入りを全削除するスクリプト

作成したスクリプト
(#Consumer key#や#Access Token#を書き換えて実行)
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#!/usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
use utf8;
use Net::Twitter;
my $twit = Net::Twitter->new(
    traits => [qw/API::REST OAuth WrapError/],
    consumer_key    => '#Consumer key#',
    consumer_secret => '#Consumer secret#',
    ssl => 1,
);
$twit->access_token('#Access Token#');
$twit->access_token_secret('#Access Token Secret#');
while (1) {
    my $ref_favs = $twit->favorites; #最新のお気に入りを20件取得
    unless (@$ref_favs) { #お気に入りがない場合はループ脱出
        last;
    }
    foreach my $ref_fav (@$ref_favs) {
        $twit->destroy_favorite($$ref_fav{'id'}); #お気に入りを削除
        print $$ref_fav{'id'}, "\n"; #削除したツイートのIDを表示
    }
}
exit;
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準備
・Net::Twitterのインストール
・Twitterにアプリケーション登録
下記リンク参考
MacOS10.6.2(Snow Leopard)のPerlで Net::Twitterを動かす:FuruFuruのblog:So-net blog
http://furufuru.blog.so-net.ne.jp/2010-03-22
実用! PerlでコマンドラインからTwitter投稿(OAuth対応) - perl-mongers.org
http://perl-mongers.org/2010/06/_perltwitteroauth.html


スクリプトの作成
Net::Twitterの説明を参考に作成
http://search.cpan.org/~mmims/Net-Twitter-3.13009/lib/Net/Twitter.pod
使用したメソッドはfavoritesとdestroy_favorite
・favorites
 最新のお気に入りを20件取得。戻り値はArrayRef。
・destroy_favorite
 お気に入りを解除。引数にツイートIDを指定。

2010年8月31日火曜日

書評:これからの「正義」の話をしよう

タイトル:これからの「正義」の話をしよう いまを行き延びるための哲学
出版年:2010年
著者:マイケル・サンデル
訳者:鬼澤忍
発行所:(株)早川書房

内容まとめ
この本の原題は「Justice: What's the Right Thing to Do?」であり、
正しい行いとは何か?を哲学者の理論や具体的論争を紹介しながら読者に問いかけてくる。

著者の主張を簡略化すると、
1.正義をめぐる議論には以下の3つの理念が存在する。
①幸福の最大化、②自由の尊重、③美徳の促進
2.①、②のみで正義を判断しようとするのは誤りで、③の議論を避けてはならない。

最も主張がまとめられている部分がp335~336である。
   私にはこれは間違っていると思える。公正な社会は、ただ効用を最大化したり選択の自由を保証したりするだけでは、達成できない。公正な社会を達成するためには、善良な生活の意味をわれわれがともに考え、避けられない不一致を受け入れられる公共の文化をつくりださなくてはいけない。
   所得、権力、機会などの分配の仕方を、それ一つですべて正当化できるような原理あるいは手続を、つい探したくなるものだ。そのような原理を発見できれば、善良な生活をめぐる議論で必ず生じる混乱や争いを避けられるだろう。
   だが、そうした議論を避けるのは不可能だ。正義にはどうしても判断がかかわってくる。(中略)正義の問題には、名誉や美徳、誇りや承認について対立するさまざまな概念と密接に関係している。正義は、ものごとを分配する正しい方法にかかわるだけではない。ものごとを評価する正しい方法にもかかわるのだ。

感想
   美徳をめぐる議論がものごとを評価する正しい方法にかかわってくる、というのは重要な視点であると感じる。
   多くの人は判断の際に中立的な基準を望むであろうが、実際の自分の判断はしばしば感情的なものになりがちだ。だが、それがよくないからといって感情を全く排して客観的・合理的に判断することが本当に望ましいことなのかは疑問である。
   美徳を判断の基準にするというのは、感情的な議論を避けつつも排除できない人の感情を社会に反映させるということなのかもしれない。

目次
第1章:正しいことをする
第2章:最大幸福原理——功利主義
第3章:私は私のものか?——リバタリアニズム(新自由主義)
第4章:雇われ助っ人——市場と倫理
第5章:重要なのは動機——イマヌエル・カント
第6章:平等をめぐる議論——ジョン・ロールズ
第7章:アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章:誰が何に値するか?——アリストテレス
第9章:たがいに負うべきものは何か?——忠誠のジレンマ
第10章:正義と共通善

2010年7月15日木曜日

これから就職活動する後輩へ

これから就職活動する人に参考になるであろう情報をまとめてみる。


最近、何度か就職活動についてのアドバイスを求められた。
大企業の選び方はどうすれば?と聞かれたが、自分はベンチャー就職なので正直分からない。

でも、仮に自分が大企業に就職する場合を想定して考えてみる。
大企業を選ぶ上で、最低限自分の生活が行き詰らないためには2種類の選択肢がある。
  1. 定年まで潰れないandリストラされない企業
  2. その組織から離れても生きていける力がつく企業
1の選択肢については探すだけ無駄。これからの時代、公務員もリストラがないとは言い切れない。
それに、1の選択肢を探すような人が参加する組織は、将来経営が傾くと思う。

そうなると2の選択肢しかないが、その条件を満たす大企業を探すのも、難しいんじゃないか。

以降では自分が読んだ記事を紹介するので、それを参考に考えてみて欲しい。


若者を取り巻く現状
そもそも、大企業に入社すれば幸せになれる、なんて思ってる人がいたらそういう考えは捨てよう。
もしかしすると親は大企業を進めるかもしれないが、親世代とは時代背景が違う。




大企業の実態と課題
大企業といっても一括りにはできないが、一般論として参考記事を紹介する。

「日本型大企業」というシステム
会社の歯車になりたくない、とは多くの人が思うことかもしれない。
しかし、残念ながら日本型大企業に就職すれば、システムに組み込まれ歯車になるだろう。
そして、大企業はそんな日本型システムの見直しを必要とされている。






日本の経営者人材の枯渇
システムの見直しは、法規制の問題があり難しい。
そして、システムを作り変える経営者人材が日本には不足している。



「大企業には優秀な人材が多い」は本当か?
大企業の人材不足は経営者だけの話ではない。
ビジネスの基礎を作った人材は、既に独立・起業している場合も少なくない。
さらに、企業のミドルクラスの人材不足が指摘されることも多い。

特に自分が強調したいのは、日本の成長を牽引した製造業(主に自動車と半導体)では、
先人が築いた技術力は残っているものの、優秀な技術者は育っていないということだ。








目指すべき人材像
非常に厳しい時代であると言える。
そんな中、どういう人材が必要とされているのか。


企業の人材育成
どの会社に入れば、どこでも通用する力が身につくのか。
大企業を選ぶ上では、人材育成法に気をつけた方が良い。
就職活動では人材育成を担当する人事と直接話せるので、積極的に質問してみるといいだろう。


メッセージ
これから就職活動する人にアドバイスと社会人からのメッセージ記事を紹介

自己分析やコミュニケーション力を磨くより、本質を見極める力をつけよう
いろいろブログを読むと社会勉強になると思う。はてなブックマークで人気のものとか。
あと、以下に紹介する人のブログはよく読む。

人間万事塞翁が馬
就職活動がうまくいかなくても、幸せになれないわけじゃない。
志望企業に不採用だと辛いとは思う。
でも長い目で見ればうまくいかなかった人間の方がそこから奮起して成功することもある。
気をつけて欲しいのは、目先の内定を得るために自分に嘘をついて性根が腐ること。

最後に、社会人からのメッセージ
特に、最後の記事は是非読んでほしい。

2010年5月31日月曜日

経営者の言葉(就活メモ)

就職活動で印象に残ったベンチャー経営者の言葉をメモ


エクセレントカンパニーに優秀な人はいなかった

新卒で日本IBMに入社した人の言葉。

『エクセレントカンパニーは人がエクセレントなのではなく、仕事の仕組みがエクセレント。
社員が優秀じゃなくても仕事が回る仕組みがある。
あまり努力しなくても仕事ができるから、入社時は優秀な人も1年経てば平凡な人間になる。』


新卒は空のグラス

『学生が就職活動で自己分析をすると、自分の中身のなさに気づく。
でも何もないからこそ、これから新しいものを入れられる。
就職活動で大事なのは、空のグラスに何を注ぐのかを決めること。』


やりたいことをやらずに死ぬことが一番のリスク

『起業することのリスクについて、起業前にかなり考えた。
でも、やりたいことをやらずに老いていくことの方が余程リスクだと思った。』


乞食のような就職活動はするな

『新卒なんて入社後しばらくはお荷物。
君達が入社してすぐに良い給料をもらえるのは先人が豊かな社会を築いたから。
にもかかわらず、給料や福利厚生がどうこうと話すのは乞食のようなもの。
そんな就職活動を半年間も続ければ人間が腐る。』


仕事に「志」を持つ

ソーシャルベンチャーの経営者の言葉。

『ソーシャルベンチャーという言葉には違和感がある。
すべての仕事はなんらかの社会問題を解決することができる。
「志」を持って仕事に取り組むのなら「ソーシャルベンチャー」という肩書きはいらない。』



常識的な人間に市場価値はない

某有名ベンチャー企業の考え方:「良質な非常識」

良質な非常識を持つための3ステップ。
1.常識を理解する
2.理解したら疑う
3.代替案を出す


意思決定するには正しい情報を集めること

『経営で大切なことは、正しい情報から本質的な意思決定をすること。
また、営業とエンジニアのセクショナリズムが発生する理由は、
「価値観が違う」ことと、「持っている情報が違う」から。』


できるまでやれば成功する

内定先の社長の言葉。諦めない根性がすごい。



経営者の言葉をもっと聴きたいなら以下の参考リンクをどうぞ。

GOOD FIND 2011. 未来のビジネスリーダーのためのOBOG訪問・インタビュー
http://www.goodfind.jp/2011/obog/index.html